過保護

 

小学校を仕事場にしているので、最近の児童が如何に多くの人たちに支えられているかが良く分かりますよ。

 

教職員、主事、保健室の先生、それに給食の調理員の皆さんは私が小さい頃からお世話になりましたが、最近は放課後に児童を預かり、面倒を見る「学童保育指導員」それに校庭や体育館で遊ぶ児童を見守る「遊び場指導員」と呼ばれる多くの協力員さんが夕方まで児童をサポートしてくれています。

 

これなら低学年の子を持つ、多くの親御さんは安心して家事やパートに専念することが出来ますよね!

 

ところが、協力員さんがルールを守らない児童に対し強い口調で注意すると、オロオロと泣き出してしまう子が多いらしいのです。

 

預かる側としては、万が一怪我でもさせたら大変ですから、注意するのは当然の事なんですが、最近の子供たちは叱られると云う事が無いからビックリしてしまうのでしょうね?

 

それだけならともかく、自分の非は棚に上げ、家に帰って協力員さんの悪口を吹聴するものですから、何も知らない親は大騒ぎして、学校に駆け込んでくるというのです。

 

私の幼少時代は、学校でのトラブルを家庭に持ち込むことは恥とされていましたし、例え愚痴ったところで「お前が悪いんだから。」と一笑に付されるのが落ちでした。

 

「困ったものですね!」と苦笑いしていた協力員さんに同情していました。