奨学金

 

奨学金の滞納問題が取り上げられていましたね。

 

昔、「あの子は奨学金貰って大学に行っているらしいよ!」という話を聞くと、とんでもなく優秀な学生だというイメージがありました。

 

ところが、今では本人の能力に関わらず誰もが簡単に奨学金を利用できるらしいですね。

 

ただし、返済不要・無利息といったケースはごく稀で、殆どは大学を卒業した年の10月から15年を目処に元利均等返済しなければなりません。

 

バブル華やかの頃であれば何の心配もなく返済できたのですが、就職氷河期と云う言葉を耳にするようになってから、滞納者が続出しているそうなんです。

 

その取立てが街金以上といわれ、1回でも口座引き落としが出来ないと、直ぐに督促が始まって、電話が平日、休日を問わず夜の9時まで続き、あげくは本人の勤務先までやってきます。

 

そして、滞納が3回続くと完全にアウト、即ブラックリストに登録されてしまいます。

 

さらに、滞納が続くと今度は給料や財産が差し押さえられ、自己破産にまで追いやられるというのですから驚くではありませんか!

 

この状態はサラ金地獄とまったく変わるところがありませんよね。

 

借りた金は返すのが当然として、ここまで厳しいと何のための奨学金か分からなくなってしまいますね。

 

今更ながらに我が両親に感謝している次第です。