トラウマ

記録的な豪雨による被害が大変な事になってしまいました。

自然災害は決して人間にはコントロール出来ないところに怖さがありますね。


こうした災害の模様を目にするたびに、否が応にも私自身が大型台風に遭遇して九死に一生を得たときのことを思い出してしまいます。

8年前の7月私はフィリピンのパナイ島に住む友人宅でのんびりバカンスを楽しんでいました。


そんなある日の事、フィリピンでも例を見ないという大型台風に見舞われ、友人宅はあっという間に床上浸水してしまいました。

電気・水・ガスはすべて遮断され真っ暗闇の中、太ももまで迫ってきた泥水に浸かり夜を明かしたのです。


それだけでも十分恐怖を味わったのですが、それよりも東京の家族と連絡が取れないことで心が折れそうになりました。

もし、私がそのまま溺死したとしても家族に伝わる術が無いわけですからね。


夜が明けて多少気が楽になったものの一歩も外へ出る事はできないし、冷蔵庫は流されて口に出来るものといえば買い置きのミネラルウォターだけでした。

もちろん、救助隊など来るはずもありません。

3日目になり、やっとの思いで空港近くの小さなホテルに避難する事が出来ましたが、その時の記憶はトラウマとなって脳裏に焼きついているのです。

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コメント: 2
  • #1

    Masakoさん (月曜日, 14 9月 2015 07:12)

    強烈な 凄い 体験を経験されていたのですね❗️ 其れは 何処の災害についても 他人事とは思えませんでしょう。やはり やるべき事は 今の生活、ご自分を 多いに楽しんで 過ごす事ですね。

  • #2

    PO (月曜日, 14 9月 2015 08:06)

    友人宅は高台にあったので水没はしませんでしたが、周りの家は殆んど屋根しか見えませんでした。
    一寸先も見えない暗闇の中での10数時間は本当に怖かったですよ!