給食の思い出

朝のTV番組で給食費の未納問題を取り上げていました。

埼玉県の北本市の公立中学校で未納が3ヶ月続いた場合は給食の提供を停止することを決定したそうです。

未納額が膨らんだことによる苦肉の策ですが、各家庭に通知したところ未納している保護者のうち9割以上が納付の意思を示したそうです。

如何に払えるのに払わない未納者が多かったという事ですね。

私の幼少時代は我が家も含めて、周りには貧困家庭がひしめいていたものですが、給食費を払わない家庭というのは聞いたことがありませんでしたよ。

ところで、当時の学校給食といえば、コッペパンと脱脂粉乳、それに野菜の煮付けのようなものが1品付いているだけのお粗末なものでしたが、それでも毎日給食の時間が待ち遠しくてなりませんでした。

そのうち、食料事情も良くなってきたのか高学年になった頃には、鯨の竜田揚げがメニューに出てくるようになりました。

そのころは、鯨の肉でさえ思うように食べる事ができませんでしたから、わずか2~3切れ程度の竜田揚げを貴重品のように大切に食べたものです。

未納問題のおかげで、半世紀以上も前の出来事を、昨日のことのように鮮明に思い出すことが出来ました。

※余談になりますが、当時私は脱脂粉乳を牛乳だと思っていましたから、後から本物の牛乳を飲んだ時には、あまりの味の違いに感動した覚えがあります。

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コメント: 2
  • #1

    MASAKOさん (金曜日, 10 7月 2015 20:04)

    とても 懐かしく思い出しました。同じ 葛飾区という事と 同じような年齢と言う事で (^。^) 私、変な子だったのかもしれませんが、あの 皆んなが まずかったと言う 脱脂粉乳が 好きでした。

  • #2

    PO (土曜日, 11 7月 2015 07:00)

    私のクラスにも脱脂粉乳をお替りする子がいましたよ。
    私も抵抗なく飲むことは出来ましたが、さすがにお替りするほどではありませんでした。
    昭和は遠くなりにけりですね!