日本語の表現や会話に欠かせない「オノマトペ」って知っていますか?
これは擬音語・擬声語・擬態語の総称で音や様子を文字に移し変えたものです。
物事の音や声・様子・動作・感情を簡単に表し、情景をより細かく表現する手段として使われます。
難しいことを言っても分からないかもしれませんが、「ドカ~ン・ドキドキ・ゴロゴロ・サラサラ・デレデレ」と言えばお分かりかと思います。
日常何気なく使っていますが、もしオノマトペが無かったら大変な事になっていると思いますよ。
歯医者へ行って「奥歯がしくしく痛みます。」と言えば済むところを「奥歯の深いところに鈍い痛みが小刻みに何度も襲ってくるのです。」と言い換えなければいけません。
「あいつは女を見るとでれでれする。」という「でれでれ」も広辞苑には「動作・態度・服装などに締まりがなく、だらしのないさま。特に異性に心を奪われたり、愛情におぼれたりして毅然とした態度がとれず締まりがないさまをいう。」といった具合に説明すればするほど、意味が遠のいていってしまいますよね。
それを、オノマトペではたったの4字でズバリと的確に表現する事が出来るのです。
こうしたオノマトペが日本には4500語あるそうです。
いまさらながらに日本語の持つ奥深さ、繊細さを感じているところです。
コメントをお書きください
MASAKOさん (土曜日, 14 3月 2015 21:32)
オノマトペ と言うのですか 私、カタカナに弱いので 数日で忘れてしまうと思いますが とても勉強になりました。