昨夜友人のプロボクサーT君の試合が後楽園ホールで行われました。
会場には行けませんでしたが、友人宅でTV観戦する事にしました。(我が家のTVではケーブル契約をしていないため観る事が出来ないのです。)
さて、今回の相手はS.バンタム級日本ランク6位の強豪なので、かなりの苦戦が予想されていました。
相手もT君を格下と決め付けて、試合前の挨拶時から、舐めたような仕草を取り続けていました。(この時は、まさかと思っていたのでしょうね?)
1Rのゴングが鳴りました。
長身のT君はリーチの長さを活かして、相手をいっさい寄せ付けません。
それに業を煮やした相手は挑発するようなポーズをとってきました。
それでも、T君は冷静、かつ的確にパンチを繰り出しています。
T君優勢のうちに1R終了。
続いて、第2Rです!
開始直後、自分のパンチが全く届かない事にしびれを切らした相手が一歩踏み込みながら右ストレートを放ってきました。
そこへ、絵に描いたように見事なT君のクロスカウンターが相手の顔を捉え、ダウンを奪ったのです。
相手はすぐ立ち上がりましたが、T君のラッシュに防戦一方です。
レフリーは再びダウンを取りました。
こうなったら、完全にT君のペースです。
休むことなく、左右の連打を繰り返し、再度ロープへ追い詰めたところで、レフリーが試合を止めました。
見事なTKO勝ちです。
その瞬間、T君はマットに崩れ落ちるようにして、喜びの感情を表していました。
場内は騒然として賞賛の拍手と歓声が鳴り止みません。
何しろ、平幕力士が横綱を破ったようなものですからね!
テレビの前の私も大興奮してしまいました。
″勝負事は下駄を履くまで分からない。″と言いますが、まさしくその通りの結果になりました。
残念ながら、T君はこの試合を以って現役を引退するそうですが、思い残す事はないでしょう?
長い間お疲れ様でした。
落ち着いたら、祝勝会をやりましょうね!
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