人生の道標(みちしるべ)

友人の誕生パーティーに参加してきました。

まぁ、パーティーといっても若い人達と違って、ビールと刺身で乾杯して、ほんの少しだけケーキを頂くだけのごく質素なものでしたが、当の本人はいたく感激したようで目に涙を浮かべていました。

でも、私の歳になると誕生日が来ても、またひとつ歳を取ってしまったと思うだけで、嬉しいどころか寧ろ悲しい気持ちになってしまいます。

この現象は何歳くらいから起きるモノなのでしょうかね?

私の場合は、50歳を過ぎた頃から何の感慨もなくなってしまいました。

特に55歳の誕生日の時ですよ!

四捨五入したら、もう60代になるのかと、愕然とした覚えがあります。

子供の頃、自分が60歳になるなんて思いもしませんでしたからねぇ!

今はそれどころではありません。

次の誕生日まで生き永らえることが出来るかどうか、それすら覚束ないのですから。

せっかくの誕生祝いに水を差すようですが、私にとっての誕生日は、もはや人生の「道標(みちしるべ)」の意味でしかありません。