隣の芝生

 

人間は少しでも良い暮らしをしたいと願い日々努力している筈なんですが、誰もが同じ境遇の中で生活しているわけではないので、どうしても不公平が生じることになります。

 

容姿端麗の人や、お城のような豪邸に住んでいるセレブの姿をTVで見ていると、何故、自分とはこんなにも差があるのだろうかと羨む気持ちが生れるのは、ごく自然の事だと思います。

 

でも世の中には自分がいくら努力しても叶えられないものがいくらでも存在していることを忘れてはいけません。

 

だからと云って決して不幸だというわけでもありません。

 

「他人の家の芝生は青い!」の例えの通り他人から見たら、その人達だって結構良い暮らしに見えているのかも知れません。

 

人生と云うのは、所詮不公平なモノなんだと割り切ってしまえばいいのです。

 

つい最近になって、ようやくそのことに気が付きました。

 

それからというものは、自分の生き方や身の回りの環境を他人と比較しないことにしたのです。

 

そうすると、何となく気持ちがスッキリして自分の慎ましい生活でも十分快適だという事が実感できるようになりましたよ!

 

要は贅沢をしない、背伸びをしない、自分の身の丈に合った生活を送ること。

 

こんな単純なことを悟るのに数十年もの歳月を費やしてしまいました。

 

まぁ、そのあたりが人生の奥深いところなのかも知れませんね?