今年に入ってから「サラリーマン小説」を乱読しています。
半沢直樹シリーズでお馴染みの池井戸潤は全て読み終わり、次はどの作者にしようか?
と思っていた矢先に「神様からひと言(萩原浩著)」と云う作品に出会いました。
一見、サラリーマン小説とは思えないタイトルなんですが、読み始めたらあまりにも面白くて一気に読み上げてしまいました。
短気な性格が災いして「お客様相談室」に左遷された主人公が一癖も二癖もある仲間達と協力しながらお客からのクレームを解決していくという、ごく単純なストーリーですが、主人公のクレーム処理に奔走する様子が実にオモシロ可笑しく描かれていて、途中何度も笑わされてしまいました。
小説を読みながら、これほど大笑いしたことはこれまでにあったでしょうか?
世の中、こんなにうまく物ゴトは運ばないと思いつつも、笑いあり涙ありの展開に思わず引きずり込まれてしまいました。
読後の爽快感もなかなかのモノでしたよ。
しばらくは萩原作品を追いかけることになるでしょうね!
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