最近のTVドラマ「相棒#13」がすっかりつまらなくなってしまいました。
お酒を飲めない水曜夜の唯一の楽しみだったのにがっかりです。
そもそも「相棒」の面白さは、主人公の杉下右京が解決困難な事件を捜査一課の刑事連中の執拗な追及を飄々と交わしながら、沈着冷静に犯人を追い詰めていくところに、この作品の醍醐味があったのですが、ここ数回はそうした右京の姿が薄れて稚拙なストーリーが鼻につくようになってしまいました。
さらにこれまでは相棒同士の丁々発止のやり取りにリズム感があったのですが、右京もすっかり角が取れて丸くなり、成宮寛貴演じる新相棒の甲斐亨の演技が軽すぎて、二人の会話にバランスが取れていないのです。
確かに、これだけ長く続くと時には駄作が混じるのも仕方がないのかも知れませんが、昼間再放送されている昔の「相棒」の方がよっぽど面白く感じるのは私だけでしょうか?
とはいえ、今の「相棒」がまったく面白くないいうわけではありませんよ!
ただ、これまでは上質の「エンターティメント・ドラマ」であったものが、単なる「普通の刑事ドラマ」に変わってしまったと思えば観られないことはありませんからね。
何とか以前の面白さが復活してくれるといいのですが!
※「相棒」を観ていない方達には何のことか分らなかったことを深くお詫びいたします。
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