親友との再会
中学時代から大学にかけて、まるで兄弟の様に仲の良い友人がいました。
それこそ、どこに行くのも一緒で、お互いの家族も呆れるほどでした。
ところが、彼が二十歳を過ぎてアメリカに留学したのを期に次第に会う機会が少なくなってきてしまいました。
その後、私が就職して広島に転勤したこともあり、いつしか音信不通となってしまったのです。
もちろん、常に気にはかけていましたが、なす術もなくアッという間に45年が経ってしまいました。
それが、今年の3月に、ふとしたことから同じ中学時代の友人の取り計らいで再会が実現したのです。
その時の感激は今でも忘れることが出来ません。
あまりの懐かしさに一瞬声も出ないくらいでした。
長い年月が経ってはいましたが、表情の特徴、それにチョッとした仕草や言葉遣いは全く変わっていませんでした。
一献傾けながら、中学時代の思い出話から現在に至るまでの苦労話、そして近況報告と話は止まることがありませんでした。
今では時間の許す限り、一杯やりながら失われた空白の時間を取り戻していますが、おかげで晩年の人生が大きく変わりました。
未だに「オレ」、「オマエ」でやり取りできる友人がいるのはありがたいことですね!
共に体に気を付けながら今後も友好を保って行きたいと思っています。
再会の機会を作ってくれたS君、A君には感謝あるのみです。
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