先日、スーパーで買い物をしていると、私より少し年上と思われる男性がレジの女性に向かって怒鳴り散らかしている光景に出くわしました。
何が原因だか分りませんが、すごい剣幕でしたよ。
見るともなしに眺めていましたが、同世代の私としては非常に複雑な気持ちなりました。
確かに若い店員の態度が横柄だったりすると、腹ただしい思いをすることが多々ありますが、あそこまで顔を真っ赤にして重箱の隅をつつくような怒り方は止めて欲しかったですね。
この人も以前は静かでおとなしく、明るい人だったと思うのですが、歳を重ねると共に怒りっぽくなったり、グッチっぽくなったりするのは何故なんでしょうか?
一説によると老年期は「喪失の年代」と云われるそうです。
仕事から引退すると毎日することがなくなり、それに伴い体力・気力が落ちていく、またある時は親しい友人の死に向き合うなど、これまで当たり前だったことが、どんどん失われていきます。
このようにつぎつぎと喪失体験を重ねていくうちに心が不安定になっていき、胸の内の不安が怒りという形に繋がるのでしょうね?
私も御多分に漏れずぐカッとなるタイプですから人のことは云えませんが、怒って得なことは何ひとつありません。
おおらかに生きていこうではありませんか!
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