大手企業の不祥事が相次ぐ中、今度は大阪の名門ホテルのレストランで7年間に亘ってメニューに表示されたものとは異なる食材を使って客に提供した事件が発覚しました。
その後行われた社長の記者会見で「これは偽装ではなく、誤表示である。」という釈明を聞いて、この人の見識の無さに呆れかえってしまいました。
表示された内容と違うものを提供し、それ相当の金額を受け取るというのは世間一般では「詐欺」というのではありませんか?
更に呆れたのは、自己保身を図るため「従業員の認識不足があった。」として、その責任を末端の社員に押し付けていることです。
でも、これはどうみても確信犯の手口ですよ!
7年の間、社長を始め幹部連中が知らなかったなどと云うことはあり得ませんからね?
偽装がバレたら、ろくな調べもせずに即座に金を返すというのが、その確たる証拠です。
真面目で実直、それが日本人の最大の美点だったと思うのですが、もはや、そうした誠実さやモラルは何処かに行ってしまったのでしょうか?
コストパフォーマンスの名を借りた姑息な手段が名門ホテルの「信用」という、余りにも大きな代償を支払うことになってしまいました。
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