越後屋!

受講者の方から「紀州の南高梅」を頂きました。

これは梅干しのトップブランドと云われるほどの逸品ですよね!

私は梅干し入りのおにぎりが大好きなので、こういったプレゼントは大歓迎なのです。

パソコンボランティアとして、あるまじき行為だと目くじら立てないでくださいね?

底に小判が入っているわけではないし、この程度までのモノであれば私は喜んで頂くようにしています。

その逆に、「これは受け取れませんから。」と言って無下に押し返したら、相手もいい気はしないだろうし、その後の講習にも支障が出るというものです。

 

では、どの程度まで許されるのかというと、基準などありませんから、あくまでも当事者間の判断によるしかないのでしょうね?

 

さて、今回は日本独特の慣習(?)である、こうした「心付け」と「付け届け」について解説したいと思います。

まず、「心付け」ですが、これはいってみれば諸外国の「チップ」と同じようなもので、軽い気持ちで渡すもので、渡す側にも受け取る側にも、後ろめたさを感じる要素は全くありません。

原則としては立場が上の側から渡すのが「心付け」と云えるでしょう。

 

一方、「付け届け」は、渡すほうが相手より下の立場で、便宜や配慮への期待を込めて、またはそれらへのお礼を表すために渡すものです。

自分より下の立場の人間に対して金品を渡すことを、「付け届け」とは言いません。

 

ただし、これを一方的に要求したり、検定試験等で手心を加える代償として金品を受け取るようなことになれば、これはもう立派な犯罪ですからね。

「越後屋!お主もなかなか悪じゃのう!」(知らない人がいたらご勘弁を!)にならないよう心しなければいけません。

 

最もそんなことは絶対有り得ませんが…。