酒乱

お酒は楽しく飲みましょう!
お酒は楽しく飲みましょう!

元全日本代表のサッカー選手が泥酔したあげく、タクシー運転手に暴行して逮捕されたという事件がありました。

本人は「酔っぱらっていたので、まったく記憶がない。」と云っているそうですが、私には素直に信じることが出来ません。

これはおそらく弁護士が示談を速やかに処理するため「とにかく知らぬ存ぜぬで通して、頭を下げておけ!」という指示があってのことだと思います。

 

私も何度か泥酔したことがありますが、そのような状態になると話をするどころか意識は無くなり、歩くことさえできなくなるものです。

まして、タクシーを止めて行く先を告げるなんていうことは到底できない筈なんですがね!

それに、彼はちょうど1年前にも今回と同様の事件を起こしているそうではないですか?

 

今回のケースは飲み過ぎが主原因であることには間違いはないでしょうが、おそらく彼には酒乱の癖があるのだと思います。

昔私の部下に酒乱の男がいました。

普段はおとなしくて、どちらかというと小心な男なんですが、飲んでいくうちに次第に目が座って、そのうち一緒に飲んでいる仲間だろうが、周りの客だろうが、誰彼かまわず因縁をつけ始めるのです。

 

もちろん、みんなで止めるのですが、時には乱闘騒ぎになる事もありました。

ところが、翌朝会社へ来ると、殴られた跡が残っているにも関わらず、「おはようございます!」と云いながら平然と席へ着いてしまうのです。

机の前に呼んで、前の晩の模様を説明すると、途端に顔色を変え、「大変申し訳ありませんでした。これからは二度としませんからお許しください。」と平身低頭する有り様なのです。

 

TVの画面で神妙な顔つきをして頭を下げる元サッカー選手の様子を見ていたら、昔の部下の顔がダブって見えました。