孫のルイージが1歳半を過ぎてから、「パパ、ママ」とか「アンパンマン!」などの言葉をかなりハッキリと喋るようになってきました。
面と向かって教えた訳ではないのに思わず感心してしまいました。
そんな姿を見ながら、ふと思ったのですが語学教育の基本はここにあるのではないでしょうか?
孫はすべて私たちの喋るのを聴きながら同じように発音しているのです。
誰も口の開け方や舌の丸め方を教えているわけではなく、すべて自分で判断して実行しているのです。
言葉を覚える上で一番大事な方法を自然に身に付けているわけですよ!
ですから、コミュニケーションを取るのに必要な言葉を正しい発音で話してやらなければいけません。
これは英語教育についても同じことが言えるのではないでしょうか?
私が初めて「Jack and Betty」という英語の教科書を目にしたのは中学1年の時です。
そして、最初の授業で習った言葉が「I am a boy」でした。
その頃は何とも思いませんでしたが、今思えば笑ってしまいますよね?
初対面の相手にいきなり「I am a boy」と云われたらビックリしませんか?
余程変な恰好をしていない限り見たら分ります。
ここはやっぱり、「Hello!」か「How are you?」でしょう?
万事が万事この調子で、当時は会話より文法を優先していたような気がします。
それよりも、RとLの発音の違い、THの発音の仕方を教えて欲しかったですよ!
FとVは上の歯を下唇に軽く、あてて発音することを知ったのは社会へ出てからですからね。
自慢ではありませんが、私は英語の勉強だけは結構やったつもりです。
その私がろくに喋れないのは全てスタートが悪かったせいだと今でも信じて止みません。
こうなったら、せめて孫にだけは正しい英語が話せるようになって欲しいものだと切に願っている次第です。
※平成22年に行われたTOEFL(外国語として英語の試験)での国別平均点では日本はアジア30か国中27位だったそうです。
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