日曜夜の超人気ドラマ『半沢直樹』が終わってしまいました。
当初はリアリティの無い筋書きに興味は湧かなかったのですが、途中から水戸黄門を思わせる小気味の良い勧善懲悪ドラマにいつしか引き摺りこまれてしまいました。
最後もてっきり主人公の大勝利となって、目出度く終止符を打つのかと思いきや予想外の結末に「エッ!?」と思った人も多かったんじゃないでしょうか?
ハッピーエンドで終わることなく、さらに今後の展開に期待を持たせる辺りは村上春樹の「1Q84」を彷彿させてくれました。
さて、このドラマ、主役の堺雅人の熱演もさることながら脇役がそれぞれ個性豊かで存在感に溢れていたのが印象的でしたねぇ。
敵役の憎々しげなセリフや表情を見ていると、こいつは私生活でも本当に悪い奴ではないかと思わせるほどの名演技でした。
主人公と脇役の丁々発止としたやり取りの妙が42%を越える高視聴率を叩きだした一番の要因ではないかと思います。
ただし、ホテルの専務役を演じる倍賞美津子の皺くちゃな顔には幻滅してしまいました。
不気味な役柄にはぴったりでしたが、若い頃の彼女を知っているだけにもう少し何とかして欲しかったのですが・・・・。
いずれにしても続編が待ち遠しいですね。
コメントをお書きください