先日友人から世界中でベストセラーになった「ミレニアム」という小説を借りました。
早速読み始めてみたのですが、外国の長編小説にありがちな序盤の文章が冗長なのでページ数の消化が捗らないのです。
ここを乗り越えれば、どんどん面白くなっていくのはわかっているのですが、残念ながらそこまでの意欲と気力が湧いてきませんでした。
それでも何とか50頁ばかり読んだのですが、ついに挫折してしまいました。
読むことを諦めたところですぐ本をお返しすればよかったのですが、そのまま本棚に放置しておいたのが間違いの始まりでした。
しばらくしてから本を返さなければいけない事に気が付き、あわてて本を探したのですが置いた筈の場所に見当たらないのです。
自分のモノなら、まだしも人から借りたモノが見つからないというのは非常に気になるものですよね。
自分の部屋はもちろん思いつく場所は家中探し回りましたが、どうしても探し出すことが出来ません。
こうなったら後はもう弁償するしかないと覚悟を決めていた時のことです。
何気なく眺めたパソコンの裏側に掛けてある布製の袋の中に問題の本が入っているのを発見したのです。
あれだけ探しまくったのに、まさか自分の目の前にあるとは思いもよりませんでした。
それよりも、何故こんな袋の中に本を入れて、しかもパソコンの裏側に掛けておいたのでしょうか?
当然私がしでかしたことなんですが、その時の記憶が一切消え去っているのです。
自分がしたことを思い出せないというのは怖いですねぇ?
これも惚けの始まりでしょうか?
それとも、早々に読むのをギブアップした私に対する著者の嫌がらせでしょうか?
いずれにしても不思議な出来事を経験したものです。
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