銀座の一流店並みの味と雰囲気をリーズナブルな値段で楽しめる寿司屋が亀有にあると聞いて、矢も盾もたまらず鮨好きの友人を誘いランチを食べに行ってきました。
目的は亀有駅南口から徒歩5分ほどの所にある「なか屋」という店なのですが、入口には暖簾も無く、寿司という字がどこにも書かれていません。
ですから、通りかかった人はここが何の店だか分らないでしょうね?
さらに店内に入るといかにも高級そうな作りで、初めて入るにはいささか勇気が必要とされるような雰囲気でした。
そして、ふと違和感を覚えたのはこの店には上の写真の通りカウンターの前に寿司屋特有の飯台がないのです。
寿司屋というより赤坂辺りの料亭を思わせる店の佇まいという印象を受けました。
さて、肝心の寿司の味はと云うとですね、これはまったく文句のつけようがありませんでした。
とにかく何を食べても、口に含んだとたんに思わず笑みがこぼれてしまうくらい見事な味でした。
握りたてを食べて欲しいという板さんの配慮だと思うのですが、1人前を3回に分けて出してくれるのも嬉しかったですね。
ネタにひと味もふた味も手を加えることで、そのネタの持つ本来の味を120%引き出しているとでもいえばいいのでしょうか?
これまでに食べた寿司が美味しくなかったわけではありませんが、上には上があるものだということを改めて実感した次第です。
値段も単純には比較できませんが、どう少なく見積もっても都心で食べればこの店の倍、下手をすれば3倍は取られるのではないでしょうか?
味細やかな寿司と上品な店の雰囲気を充分に堪能することができました。
ランチにしては、やや高いかもしれませんが月に1回は来たくなるような亀有の名店でした。
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タマオヤジ (木曜日, 18 7月 2013 14:02)
兄貴の食通報告、いつも楽しみにしてますが、今回の美味しい寿司屋さんとS口ラーメン店の場所をお教え下さい。 タマオヤジより