迎え火

早いものでいつの間にかお盆の時期になりました。

我が家では古来からの神事に則り、盆の入りの13日は午前中にお墓参りを済ませ、夕方には迎え火を焚くのが恒例になっています。

ということで、猛暑の中お墓参りに松戸の先まで行ってきました。

幼児の頃から祖先を敬う気持ちを育んでいくことは大切な事だと思い今年からルイージも参加させたのですが、ちょうどお墓に着くころにはグッスリと寝入ってしまい、肝心のお墓参りをすることは出来ませんでした。

強烈な日差しのもと、お墓の掃除をしてお線香をあげ終る頃には全身汗まみれになってしまいましたが、その半面心の中は実にゆったりとした爽やかな気持ちになれるものです。

それにしても東京のお盆というのは味気ないものですね?

お墓参りから帰り仏壇にお供え物をしてお線香をあげればもう終わりです。

テレビや新聞で報道されるわけでもなし、お盆休みもありません。

それに比べると、8月の旧盆は国を挙げての一大イベントですからね。

新幹線や車を使って嬉々として帰郷する家族の姿は見ていて微笑ましいものがあります。

子供が小さい頃は一度でいいからそんな気分を味あわせてやりたい思ったものですが、故郷を持たない私にはついに叶えてやることが出来ませんでした。

まぁ、私にとっての故郷は生まれ育った柴又帝釈天ということになるのかも知れません。

それを感じたのでしょうか?

迎え火が終わると息子が孫を連れて帝釈天にお参りに出かけました。