何とも懐かしい映画が再放送されていたので思わずチャンネルを合わせてしまいました。
あの高倉健主演の「網走番外地」です。
これは私が大学生の頃、大ヒットした映画で当時貧困生活の中、飲まず食わずで溜めた小遣いを握っては期待に胸を膨らませて映画館に通いました。
そして、♬はる~かぁ、はるか彼方にゃ~オホーツク~♬という主題歌に乗って健さんがスクリーンに現れるとそれだけで胸が高鳴ったものです。
それが、半世紀近く経ってみて改めて見直してみると、実にいい加減な映画だったんですね?
筋書きも何もあったもんじゃありません。
とにかく、高倉健の魅力だけが目立ち過ぎてストーリーの展開がお粗末すぎるのです。
第1作目がヒットしたかと思うと、すぐにシリーズ化されて次々に作られた作品が、なんと7年間で18本というのですから真面目に作ってなんかいられなかったのでしょうね?
それでも、その頃はそんな映画に″血湧き肉踊らせ″ていたのですから、今思うと汗顔の至りですな!
当時はオリンピックも終わり、高度成長期に入ろうかという時期でしたからね。
世の中平和だったんですよ!
さて、新聞のテレビ欄を見てみると今日も上映されるではないですか?
「網走番外地・決斗零下30度」
その頃は何の違和感もありませんでしたが、こうしてみるともの凄いタイトルですよね!
確かこの作品は見逃している筈です。
是非とも見なくてはいけませんね!!
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