5月16日(木)
久しぶりの海外旅行に緊張気味の足取りで成田空港に向かいました。
午前9:35分発JAL741便マニラ行はゴールデンウィーク明けにもかかわらずほぼ満席の状態でした。
幸い私はこれまで貯めていたマイレージを利用してビジネスクラスにアップグレードできましたので、混雑も気にはなりませんでしたが、皆さん何かと忙しいようですねぇ?
マニラまで約4時間半の旅、これぐらいの時間だとまぁまぁ許容範囲というところでしょうか?
早速、食前酒に普段飲む機会のない大吟醸酒をオーダーしました。
ご承知の通り、機内で飲むアルコールは驚くほど回りが早いので、2合飲んだ時には不覚にも寝込んでしまい楽しみにしていた機内食も食べはぐってしまいました。
そうして酔いを醒ます間もなく飛行機はマニラに到着してしまいました。
さぁ、ここからが注意しなければいけません。
何しろ世界でも名だたる手強い空港ですからね。
まず、入国審査です。
私の並んだ列の先には中年の審査官が無表情にパスポートと旅行客の顔を見比べながら何事か質問をしています。
これは、面倒くさいことになるかなと思っていたのですが、やはり、知性と教養の深さは誰が見てもわかるものらしく、私の番になると笑顔を浮かべながら、いとも簡単にスタンプを押してくれました。
次は「バッゲージクレーム」。いわゆる手荷物引取所ですが、驚いたことに既にそこには私のネームボードを持った現地の人が待ってくれていたのです。
通常このエリアには一般人は入ることができないはずなのに、どんな手だてを講じたのかさすがフィリピンですね?
おかげで、最後の税関を通過するまでの所要時間はわずか10分足らず!
こんなにスムースに入国出来るとは思いもよりませんでした。
さて、このマニラと云う所はこれまでに何回か降り立ったことはあるのですが、宿泊するのは初めてです。
果たしてどんな旅になるのでしょうか?
そんな私の期待と不安をよそに車は激しい交通ラッシュの中ノロノロとホテルに向かうのでありました。
―続くー
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