英語と「うな重」

  

友人とそのまた友人のフィリピン人ご夫妻と夕食を共にする機会がありました。

会話はもちろん英語だったのですが、しばらく英会話から遠ざかっているため、思うように自分の気持ちを伝えることが出来ず、大好物の「うな重」がどこへ入ったか分らないくらい緊張してしまいました。

そんな私の気持ちを知らぬかのようにご夫妻は美味しそうに「うな重」をパクついていました。

何十年も勉強してきた筈なのに何ともお恥ずかしい限りです。

そもそも日本人はなぜ英語を苦手としているのでしょうか?

東南アジア諸国、特にフィリピンではでは小学校にも通っていない一般庶民ですら英語の理解力、運用能力は日本の比では無いと云われています。

英語教育の基本的な問題かもしれませんが、彼達は学校で習うだけで国際的に通用する英語力を身に付けているわけです。

英会話教室や英語の教材が商売になるのは日本だけのような気がします。

私も何度かフィリピンに行って経験していることですが、彼等の英語のレベルン高さにはホトホト感服してしまいます。

ファーストフードやコンビニの店員からホテルの従業員まで、当り前の様に英語で話しかけてきますし、空港やショッピングモールのアナウンスなどは思わず足を止めて聞き入りたくなるようなキレイな発音で流れてきます。

今後英語を使う機会があるかどうかは別として、もう少し英語に親しむ時間を作りたいものです。