年末はD製麺というメーカーの蕎麦を取寄せ、「年越しそば」を食べるのが恒例になっているのですが、昨年末はインターネットでオーダーしたにも関わらず、先方の手違いで注文が取り消されてしまいました。
早速、クレームをしたところ、メーカーの担当者から、丁重な謝罪の言葉と共に年明け早々に代わりの品物を送りますという電話がありました。
自社の不始末を詫びる彼の声は、今にも泣きださんばかりで悲壮感に満ち溢れていましたので、今どき誠意のある会社だと感心して電話を切ったのが、大晦日のことでした。
このメーカーの蕎麦は非常に美味しいので、3ヶ日を過ぎた頃には届くのではないかと楽しみにしていたのですが、いくら待っても届く気配がありません。
こちらは代金を払っているわけではなく、あくまでも先方の誠意にすがっているわけですから督促する訳にもいかず、ただひたすら待っていたのですが、3ヶ日どころか20日を過ぎても届かないのです。
ここまで来ると、温厚な私もさすがにしびれを切らしかけたのですが、そんな矢先に品物が届きました。
ところが、期待に反して届いたのは蕎麦ではなくラーメンだったのです。
これでは折角の誠意も色あせてしまいますよね。
あの時の担当者の言葉は何だったのかと、不本意ながらそのラーメンを食べたところ、これが実に旨いのです!
こうなってくると、振り上げかけた拳の持って行き場が無くなってしまいました。
もう少し、テンポよく事が運んだらD製麺の対応もパーフェクトだったのですが、何とも複雑な思いで一杯です。
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