愛しの千円札

11月も半ば過ぎましたから当たり前なのでしょうが、それにしても今日は寒かったですね!

しかも「晴れ」の予報が外れて、どんよりとした曇り空、おまけに北風が強かったので、痩身の身には一段と寒さがこたえました。

そこで、遅まきながら冬物のブルゾンを取り出して立石まで出かけたのですが、途中何げなくポケットに手をやると、何とクシャクシャになった1000円札が2枚出てきたのです。

これは嬉しかったですねぇ!

もちろん、自分のお金の筈ですから儲かったわけではないのですが、金額の多寡に関わらず、こんなときは、もの凄く得をしたような気分になるものですね。

1年ぶりに袖を通すブルゾンなので、この2枚の1000円札は去年の今頃から、苦しい体型のままこの日の来るのを待っていたのです。

そう思ったらなんだか愛しくなって、あだやおろそかに使うことが出来なくなってしまいました。

何か形のあるものを買う時の足しにして、この日の感動を忘れないようにして行きたいと思います。

寒風吹きすさぶ初冬のさなか、なぜか私の周りだけはほのかな暖かさに包まれていました。