ずいぶん前になりますが、私と吉永小百合は大学時代の同窓生だという話を紹介しましたが覚えていますか?
その時すでに売れっ子だった彼女は授業に来るのもままならないようでしたが、それでも構内で何回か清楚な彼女の姿を見かけたものです。
そんな彼女を初めて見た時の衝撃は今でもこの脳裏に鮮明に焼き付いています。
当時文学青年だった私は毎日のように学校の図書館に通い、ロシア文学の研究に没頭していました。
ある日の午後の事です。
いつものように図書館に入ると、突然目の前に眩いばかりの光の輪が差してきたのです。
何のことやら分らぬまま目を凝らすと、輪の中心に穏やかな笑顔を浮かべながら読書に耽っている彼女の姿が見えたのです。
か細い体なのにまぶしいほどの存在感、あれがオーラというものだったのですね!
まるで次元が違うような気がして、とても声を掛けられるような雰囲気ではありませんでした。
あれから幾星霜、今もなお若々しく活躍している彼女の姿をTVのCMで見て、ふと青春時代のひとコマを思い出してしまいました。
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